動力駆動のガラ紡機
どうりょくくどうのがらぼうき
概要
1873年に信濃(現在の長野県)の臥雲辰致によって発明されました。綿の塊から直接糸を紡ぐ独特のしくみを持つ紡績機で、操作中に機械が“ガラガラ”と音を出すことから、ガラ紡と呼ばれました。発明当初は手回しでした。その後、下流では舟を浮かべて川の水流で水車を回す舟紡績が、上流では谷川の水流を使って水車を回すガラ紡績が始まりました。
展示機は、1931年に製作され、1993年まで豊田市のガラ紡績工場で使われていたものを復元、整備したものです。
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