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日置神社の神事踊

ひおきじんじゃのしんじおどり

概要

日置神社の神事踊

ひおきじんじゃのしんじおどり

無形民俗文化財 / 近畿 / 三重県

三重県

伊賀市下柘植

三重県指定
指定年月日:20190128

無形民俗文化財

毎年4月10日、日置神社の春祭に奉納されている踊りで、県内で「かんこ(鞨鼓)踊り」と総称される、風流太鼓踊りのひとつである。
基本的な踊りの体形は、神殿・鳥居を背に貝吹きと歌が並び、鬼と踊り子は2列縦隊となる。踊り子は上衣が紺の短着物に角帯を締め、下衣は裁着袴(たっつけばかま)、手先は白手甲、両足は白足袋に草履を履く。背には、「オチズイ」と呼ばれる花飾りを負い、胸前に締め太鼓を付ける。「オチズイ」は、細く割った竹に紙を染めた花と葉をつけて枝垂れ桜に似せた背負い飾りで、伊賀及び周辺地域のかんこ踊り、祇園祭に特徴的なものである。
日置神社の神事踊は、中世末期の風流踊りの系譜をひく、伊賀地域の太鼓踊りの形態をよく伝えている。また、「じんやく踊り」という、伊賀地域を中心にして近江・山城・大和・伊勢など広域に分布する、特徴的な曲を伝承しており、芸能の発生や成立過程を知る上で重要な民俗芸能である。

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キーワード

踊り / / 太鼓 / かんこ

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