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上野諏訪社幟旗

うえのすわしゃのぼりばた

概要

上野諏訪社幟旗

うえのすわしゃのぼりばた

その他 / 江戸 / 中部 / 新潟県

原修齋(揮毫)

新潟県

江戸時代/1868

綿布で、縦横ともに継ぎ目はなく、広幅織の長尺一枚布である。

幅88cm、長さ10m20cm、左右ほぼ同値である。左右ともに耳の部分を折り返してあり、総布幅は93cmである。

1組

十日町市上野甲829-1

十日町市指定
指定年月日:20190530

上野集落

有形文化財(美術工芸品)

外国製の幅広布と推定され、当地に宿営した新政府軍からの下賜品であった可能性がある。幟旗の揮毫者は柏崎の私塾「十六堂」の塾頭・原修齋である。当地方において、一般的に幟旗は昭和から平成にかけて制作されたものが多く、まれに大正や明治のものも現存する。最終年とはいえ、江戸時代の幟旗が現役で使用されているのは、全国的にも希少な例といえる。慶応四年七月は北越戊辰戦争のさ中であり、この時期に揮毫され、祭礼を挙行していることが史実として興味深い。素材の入手経路など未解決な課題はあるが、揮毫者、制作年代は明らかであり、時代の転換期にあらわれた歴史資料として貴重である。

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キーワード

/ / 揮毫 / 海舟

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