神戸居留地北端風景(SANNOMIYA KOBE 1878)
きょりゅうちふうけい
概要
神戸居留地北端風景(SANNOMIYA KOBE 1878)
きょりゅうちふうけい
大きく描かれた道を挟んで左側(南)が居留地、右側(北)が雑居地という境界を描いています。作者のC. B. バーナードは、本作品に加え、明治10年に同じ構図で水彩画を描いています。
当館は、居留地とその周辺の風景を描いたバーナードの水彩画を、合わせて5点収蔵しています。直筆(じきひつ)で「1878」と記したものが4点、「1877」が1点です。これらの年は、バーナードが神戸居留地26番のブラウン商会につとめていた時期とほぼ重なることなどから、史料的な価値も高いといえます。バーナードは戦時中も日本に留まり、昭和22年(1947)4月に93才で死去。千代夫人とともに横浜外国人墓地に眠ります。
【近代の神戸】
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神戸市立博物館