松平広忠公御廟所
まつだいらひろただこうごびょうしょ
概要
松平広忠公御廟所
まつだいらひろただこうごびょうしょ
愛知県
松平広忠公御廟所は、岡崎市松本町地内の松應寺境内地内にあり、慶長10年(1605)の松平広忠57回忌に徳川家康によって整備が行われたとされる。御廟所の現状は松が植わる基壇を中心に、玉垣、土塀、土堤の3重の囲いが巡る構造となっている。中心の松は家康の父・広忠が亡くなった天文18年(1549)に、家康が広忠の墓上に小松一株を自ら植え、隆運と松平家の繁栄を祈念したとされるものである。
慶長10年の整備を示したとされる絵図にも現在の御廟所と似た状況が描かれており、この段階の整備が現在の御廟所の祖形と言える。この慶長10年の整備以後、御廟所は幕府庇護のもとで、近世を通じて手厚く修復が行われている。さらに近代以降も修復が重ねられ、現在の御廟所が形成されたと考えられる。
愛知県岡崎市松本町42番地
岡崎市指定
指定年月日:19620615
宗教法人 松應寺
記念物