阿弥陀如来坐像
あみだにょらいざぞう
概要
阿弥陀如来坐像
あみだにょらいざぞう
新潟県
鎌倉時代
螺髪粒状。肉髻珠・白毫相をあらわす。耳垂部環状。三道相をあらわす。衲衣は左肩を覆い右肩に少しかかって正面にまわり、上縁を折り返して再び左肩にかかる。両手屈臂。左は膝上に仰ぎ、第1・第2指を捻ずる。右は掌を前にして立て、第1・2指を捻ずる。右足を外にして結跏趺坐する。
木造(ヒノキ材)。割矧ぎ造り。漆箔・古色塗。玉眼嵌入。頭体幹部一材製。両耳後縁を通る線で前後に割矧ぐ。膝の高さで底板を彫り残して内刳りのうえ(上底式内刳り)、割首する。
左肩以下の体側部別材矧ぎ、内刳り。左手首先差し込み矧ぎ、右上は肩、肘、手首で矧ぐ。左肘以下外側別材矧ぎ。両脚部横木一材、内刳り。像内は素地、丸刀目を残す。
像高(全長) 60.0cm
1基
新潟県南魚沼市上野267
南魚沼市指定
指定年月日:20190829
宗教法人 関興寺 代表役員 杉岡明全
有形文化財(美術工芸品)
伝来不明。前住職が知人から譲り受け、本堂に安置したとされる。