桜ヶ丘3号銅鐸
さくらがおか3ごうどうたく
概要
桜ヶ丘3号銅鐸
さくらがおか3ごうどうたく
弥生時代中期/紀元前200年頃〜紀元後100年頃
青銅
総高45.0㎝、重量4.64㎏
1口
来歴:
参考文献:
・石野博信・檀上重光・喜谷美宣・井上洋一・北井利幸・橋詰清孝・関野豊(編)「国宝桜ヶ丘銅鐸・銅戈発見50周年記念事業の概要」(『神戸市立博物館研究紀要』第33号) 2017
・石野博信・檀上重光・喜谷美宣・井上洋一・北井利幸・橋詰清孝・関野豊(編)「国宝桜ヶ丘銅鐸・銅戈発見50周年記念事業の概要」(『神戸市立博物館研究紀要』第32号) 2016
・橋詰清孝「国宝 桜ヶ丘銅鐸・銅戈の保存・保護を目的とした総合診断調査について-最先端の精密計測技術を活用した九州国立博物館との共同研究の取り組み」(『神戸市立博物館研究紀要』第30号) 2014
・神戸市立博物館特別展『コレクションの精華』図録 2008
国宝
外縁付鈕2式 2区流水文(りゅうすいもん)銅鐸
鋳造の際に湯(溶けた青銅)が十分に回らなかった部分は「補刻(ほこく)」して文様を補っています。石の鋳型で鋳造されたものと考えられます。上屋敷(かみやしき)銅鐸(鳥取県)、加茂岩倉(かもいわくら)遺跡(31号銅鐸、32号銅鐸、34号銅鐸)(島根県)と兄弟銅鐸です。鋳型に残る傷跡の観察から、桜ヶ丘3号銅鐸が「弟」鐸と考えられます。
【古代の神戸】