塩尻市奈良井(宿場町 長野)
しおじりし ならい(しゅくばまち ながの)
概要
中山道の木曾11宿のひとつ、鳥居峠を控えた宿場町だが、塗櫛や曲物による産業町でもあり、最盛期には「奈良井千軒」とも呼ばれた。上・中・下の三町からなり、南北延長約1キロメートルに及ぶ。街道に面しては、もと板葺きで二階に手摺をもつ旅籠屋形式の町家が連続して並んでいる。勾配の緩い屋根は、庇より大きく軒先を出し、深い軒で街路を包み込む空間構成に特色がある。
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全国伝統的建造物群保存地区協議会