四睡図
しすいず
概要
四睡図
しすいず
制作地:中国
元時代・14世紀
紙本墨画
縦77.8 横34.3
1幅
銘文:平石如砥賛「異類中行絶愛嗔、寒岩花木□番春、成團作塊各做夢、虎自虎兮人自人、太白老衲如砥題」、「如砥」(白文方印)、「平石」(朱文方印)、「仏海」(朱文方印)。 無夢曇噩賛「抛却峨眉与五台、遠従師自樂邦来、夢中共説惺々法、幽者衆生眼不開、無夢比丘曇噩賛」。 華国子文賛「倦不持茗懶不吟、雙々相枕睡松陰、个中弗是豊干老、誰識於莬無獣心、雪竇山人子文題」、「□□子文」(白文方印)、「華国」(朱文方印)。
重要文化財
禅の聖者である豊干禅師(ぶかんぜんじ)と虎、寒山(かんざん)、拾得(じっとく)の四者が、丸まって眠っています。全体を研ぎ澄まされた細い墨線のみで描く白描画で、人物が丸く一つの円のように描かれる構図には、ペルシア細密画などの影響も指摘されています。元時代の禅僧である平石如砥(へいせきにょし)、夢堂曇噩(むどうどんがく)、華国子文(かこくしぶん)の題賛があります。