瑪瑙金魚
めのうきんぎょ
概要
瑪瑙(めのう)を彫った15匹の金魚が一本の糸で繋がっています。金魚はいずれも目玉が大きく、体はまるまるとしてどこかユーモラスな姿をしています。瑪瑙の赤い部分と白い部分をたくみに生かして、金魚の赤と白のまだらが表現されています。中国語では魚(さかな)という漢字の読みが、「余る」という意味に通じることから、金魚はあり余る富を象徴する吉祥の魚として好まれています。
中国では新石器時代から、玉(ぎょく)とよばれる美しい石を彫刻したり磨いたりして器物や道具を作り出す技法が発達しました。なかでも玉の本来の色調を生かした工芸を「俏色」(しょうしょく)といい、清時代になって流行しました。この金魚たちも、そのような俏色の作品です。天の恵みである素材の良さを、人間の技術によって更なる高みに上げた工芸品であるといえます。
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