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近江のなれずし製造技術

おうみのなれずしせいぞうぎじゅつ

概要

近江のなれずし製造技術

おうみのなれずしせいぞうぎじゅつ

無形民俗文化財 / 近畿 / 滋賀県

滋賀県

滋賀県

選定年月日:20230322
保護団体名:特定せず

登録無形民俗文化財

 本件は、琵琶湖及びその周辺の河川で獲れる淡水魚を使い、乳酸発酵させた「なれずし」の製造技術である。ニゴロブナで作る鮒ずしがよく知られているが、フナだけでなく、ハスやモロコ、アユ、ドジョウなど多様な魚を材料として作られる。酸味の強い独特の風味を持ち、主に正月や祭りなどの行事の際に食される。
 その製法は、フナの場合、ウロコや内臓を取り除いた魚を塩と米飯で一定の期間漬け込み、発酵を進ませて作る。ハスやモロコなどの小型の魚の場合は、漬け込む日数は短期間で、またコイやマスなどの大型の魚の場合は、大きい骨を取り除くなどしてから漬け込むなど、魚種や魚体の大小に応じた作り方が伝承されている。

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