文化遺産オンライン

烏枢沙摩明王像

ウスサマミョウオウゾウ

概要

烏枢沙摩明王像

ウスサマミョウオウゾウ

絵画

縦:78cm 横:58cm 総縦:190cm

1幅

重要文化財

息災(そくさい)・増益(ぞうやく)・調伏(ちょうぶく)・産生などを祈願する烏枢沙摩(うすさま)法の本尊となった画像。すべての穢悪を浄める力があるとされる。三目六臂の本像は、智証大師円珍様図像に一致する。作風は截金(きりかね)や彩色文様をほとんど用いず、装身具や持物などは裏箔(うらはく)を使用し落ち着いた効果をめざしている。こうした傾向は鎌倉時代の天台系仏画に見受けられるものである。なお表装には鎌倉時代の彩色曼荼羅の1部と、南北朝時代頃の紫絹金泥種子曼荼羅が転用されている。

烏枢沙摩明王像をもっと見る

京都国立博物館をもっと見る

キーワード

図像 / 明王 / 曼荼羅 /

関連作品

チェックした関連作品の検索