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賀茂那備神社本殿

かもなびじんじゃほんでん

概要

賀茂那備神社本殿

かもなびじんじゃほんでん

建造物 / 江戸 / 中国・四国 / 島根県

島根県

江戸時代/1828~1828

「隠岐造り」本殿の形式は、切妻造り・妻入り・銅板葺きで、正面には向拝が付く。亀腹はなく200㎜ほどの高さの基壇の上に礎石建てで9本の柱が立ち、3方に濡れ縁が巡る。拝殿とは合の間で接続し、屋根の干渉を防ぐため向拝の片流れの庇は中央部のみ唐破風(はふ)が付き盛り上がる。
 内部は1間ずつ内陣と外陣に分かれ、外陣は外部と格子戸4枚と御簾で遮られるが、内陣と外陣の境は板壁と中央に板扉2枚で隔てられる。
 装飾面では、棟には銅板で覆われた1対の千木と3本の鰹木が載る。妻飾りは、正面側は束に蟇股状の彫刻が付くが、背面側は彫刻がなく扠首が入るのみである。

間口3間(3960㎜)×奥行き2間(3170㎜)、棟高は地表面より8000㎜

1棟

隠岐郡隠岐の島町加茂342番地

隠岐の島町指定
指定年月日:20201126

宗教法人 賀茂那備神社 代表役員 野津研吾

有形文化財(建造物)

本殿に関しては、この約400年間の間に3度の建て替えがあり、まず寛永14(1637)年に寛永度本殿、元文6(1741)年に元文度本殿、そして文政11(1828)年に文政度本殿が造営され、この文政度本殿が現存する本殿と考えられる。

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キーワード

隠岐 / 本殿 / 島町 /

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