3代歌川豊国画《相撲繁栄溜り入の図/「西ノ方 階ヶ嶽」》
さんだいうたがわとよくにが すもうはんえいたまりいりのず にしのかた かいがたけ
概要
出版元:伊場屋仙三郎。
支度部屋から土俵に行くために着物を脱ぐ階ヶ嶽を描いたもの。
この図は《相撲繁栄溜り入の図》シリーズの中の1枚で、「西ノ方」とあるのは、当時階ヶ嶽が西前頭であったことを示している。
現富山県高岡市戸出出身の階ヶ嶽(1817~68)は188㎝・131kgのすらりとした体格で、上手投げを得意とした。
旧「佐伯コレクション」。
【参考文献】
・佐伯孝夫著『浮世絵に描かれた加賀、越中、能登の人物の風景 佐伯浮世絵コレクション図録』(平成17年)
・『高岡市立博物館 特別展「浮世絵に描かれた加越能 ~佐伯コレクションの世界~」図録』(令和5年)