瀧山寺鬼祭り
たきさんじおにまつり
概要
愛知県岡崎市の瀧山寺に伝承される鬼祭りで、正月の法会である修正会に行われる。鬼祭りは、その年の豊作を祈願する庭祭りと、災厄を祓う鬼の出る火祭りから主に構成される。庭祭りでは、十二人衆と呼ばれる一団が瀧山寺境内の舞台の上で、田打ちから田植えまでの稲作の作業を模擬的に演じ、豊作を祈願する。その後、鬼面と赤い装束をつけた3匹の鬼が現れ、火祭りとなる。
火祭りでは、若い衆が持つ松明が燃え盛るなか、鬼たちは、本堂の外陣と回廊を巡り、また、手に持った大きな鏡餅を振り動かし、五穀豊穣と天下泰平が祈願される。