十二天像 毘沙門天
ジュウニテンゾウ ビシャモンテン
概要
十二天像 毘沙門天
ジュウニテンゾウ ビシャモンテン
制作地:日本
平安時代 後期 ・12世紀
縦144cm:横127cm
1幅
国宝
毘沙門天(びしゃもんてん)は多聞天(たもんてん)とも呼ばれ、北方を守護する天部である。右手に宝棒、左手に宝塔を捧げるのは通有の姿で、くゆ座上に結跏趺坐している。教王護国寺旧蔵の十二天像の一幅で、史料から制作年代の知られる貿重な遺例。豊潤な彩色と華やかな截金(きりかね)文様が院政期の好みをよく示し、優美な毘沙門天像となっている。