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島津氏関係文書

しまづしかんけいもんじょ

概要

島津氏関係文書

しまづしかんけいもんじょ

歴史資料/書跡・典籍/古文書

室町~江戸時代 15~19世紀

紙本墨書

縦38.8 横29.2 厚3.2

38通

薩摩島津氏とその家臣に関係する室町時代から江戸時代にかけての古文書38通を貼り込んだ手鑑。概ね安土桃山時代から江戸時代初頭にかけての書状類からなる。1通目の元亀2年~天正8年(1571-81)の島津義久書状は、自身の菩提寺である妙谷寺住職の体調を案じたもの。38通目は寛永11年(1634)に琉球王国から江戸幕府に派遣された使節に関する書状。1633年(清:天聡7年、日本:寛永10年)、中国の清朝より冊封を受けた琉球王尚豊は、その翌年、薩摩藩主島津家久へ謝恩使節を鹿児島に派遣した。薩摩藩はこの使節を京都に向かわせ、江戸幕府将軍徳川家光に二条城で謁見させた。この経緯については後世の編纂資料に詳しいが、本書状は関係する一次史料の原文書として貴重である。

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キーワード

琉球 / 薩摩 / 島津 / 使節

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