八幡橋
やはたばし
概要
八幡橋は、もとは賀集八幡神社の参道で山路川に架けられていた板橋である。明治初年に往来の頻繁にあった八幡橋が大破し、人馬の通行が困難となった。これにより、地元の大地主であった印部喜与門氏は名東県(その後、兵庫県に移管)県令宛に御願を提出、「県が修繕費として木橋分の予算を下付してくれるなら、不足分は印部個人の負担で石橋を建造することを許可されたい」との内容の嘆願をし、県から許可を得た。印部氏が当時の1年分の純所得に当たる米130石に相当する私財を投じ、明治10年(1877年)9月1日着工、明治11年1月17日に落成渡り初めの式が挙行された。