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松竹梅に鶴金銀珊瑚歩揺簪

しょうちくばいにつるきんぎんさんごびらかんざし

概要

松竹梅に鶴金銀珊瑚歩揺簪

しょうちくばいにつるきんぎんさんごびらかんざし

その他 / 明治

明治時代

銅・金銅・珊瑚

23.0cm

千代田区隼町4-1 国立劇場

登録番号82235-2-191

独立行政法人日本芸術文化振興会

銅製銀色絵、小町琴柱形の簪に差込式の飾りを付けた歩揺簪で一対(190と191)で伝わる。松竹梅は梅の蕊や蕾に金銅や珊瑚をあしらい、銀線をバネのようにして鶴を取り付け、梅の枝から短冊・色紙のような歩揺が下がる。歩揺簪は寛政年間に流行し、鎖の先に蝶や鳥・小鈴などを付けて、歩くたびに揺れ動いて音がするようにしたもので、主に上流階級で用いられて華美を極めた。文化・文政頃に江戸で廃れ、その後上方でも廃れて文久頃には全く絶えたとされるが、実際には近年まで作られ、使用されていた。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。

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キーワード

/ / 珊瑚 / 廃れる

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