湊講館覚
みなとこうかんおぼえ
概要
紀伊藩儒学者であった祇園南海は、正徳3年(1713)に5代藩主吉宗(1684~1751)が開設した講釈所(湊講館)において、蔭山東門(1669~1732)とともに、主長として講書を行っている。この時期において、このような藩儒学者が組織的に藩校で教授する制度は、全国的にみて比較的早い事例といえよう。本品は、講釈所の学則を記したもので、聴講が庶民にも開放されており、席次も割合自由であった点は注目される。
みなとこうかんおぼえ
紀伊藩儒学者であった祇園南海は、正徳3年(1713)に5代藩主吉宗(1684~1751)が開設した講釈所(湊講館)において、蔭山東門(1669~1732)とともに、主長として講書を行っている。この時期において、このような藩儒学者が組織的に藩校で教授する制度は、全国的にみて比較的早い事例といえよう。本品は、講釈所の学則を記したもので、聴講が庶民にも開放されており、席次も割合自由であった点は注目される。
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