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兵庫県
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧難波酒造醸造蔵兵庫県神崎郡神河町中村砂山161

主屋の背面に建つ。桁行三〇メートル梁間一〇メートル、切妻造の南北棟で、西面に下屋を設ける。小屋組は登梁形式である。内部は一室で、大径の梁をかけ渡し、一部二階を設ける。酒造業に欠かせない施設で、店舗兼主屋とともに近世の酒造施設の構成を伝える。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧難波酒造茶室兵庫県神崎郡神河町中村砂山161

土蔵の北に建つ。南北棟の切妻造桟瓦葺で、西面に下屋を設ける。浴室として建てられたが、大正期に茶室に改修された。内部は三畳の茶室と水屋からなり、茶室は床の間と地袋付の棚を備える。杉の良材を用いた端正なつくりで、商家の暮らしぶりの一端を示す。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧難波酒造土蔵兵庫県神崎郡神河町中村砂山161

主屋の北西に廊下で接続する。土蔵造二階建、東西棟の切妻造で、外壁は土壁、上部竪板張である。南面の戸口に観音開きの土戸、裏白戸、板戸、網戸を建込む堅牢な構えで、丁寧な左官仕事で仕上げる。貴重品を収蔵した、商家の暮らしに欠かせない土蔵。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧難波酒造店舗兼主屋兵庫県神崎郡神河町中村砂山161

旧但馬街道の宿場町に西面して建つ。大規模な二階建入母屋造平入で、四周に下屋を廻す。南を土間、北を三列構成の床上部とし、上手の座敷二室には上質な座敷飾を備える。正面の出格子や虫籠窓など町家の意匠をよく残し、旧街道の歴史的景観の核となっている。