世界遺産と無形文化遺産
玉陵
たまうどぅん
主情報
- 記載物件名
- 玉陵
解説
詳細解説
1501年頃に第二尚氏王統の陵墓として造営されました。国王が祖先崇拝信仰を国内統治に利用するために、墓を造ったと推測されています。前面にレリーフが施された高欄がめぐり、墓室は三室に分かれ、中室には洗骨前の遺骸、東室には洗骨後の王と王妃を安置、西室は王族などを納骨するなど各室ごとに機能が異なっています。 墓庭は、ほぼ中央部で東西に二分され、清めのためのサンゴ片が敷かれています。16世紀初頭の琉球地方において確立された独自の石造建物の意匠を示す貴重な事例です。