世界遺産と無形文化遺産
琉球王国のグスク及び関連遺産群
りゅうきゅうおうこくのぐすくおよびかんれんいさんぐん
世界遺産登録年:2000年
構成する文化遺産
主情報
- 記載物件名
- 琉球王国のグスク及び関連遺産群
- 構成資産
- 今帰仁城跡、座喜味城跡、勝連城跡、中城城跡、首里城跡、園比屋武御嶽石門、玉陵、識名園、斎場御嶽
- 所在地(市町村)
- 沖縄県国頭郡今帰仁村、中頭郡読谷村・北中城村・中城村、うるま市、那覇市、南城市
- 暫定記載年
- 平成4年(1992年)
- 推薦年月
- 平成11年(1999年)6月
- 記載年月
- 平成12年(2000年)12月
- 評価基準
- (ⅱ)(ⅲ)(ⅵ)
- 都道府県所管課
- 沖縄県教育庁文化財課
- 自治体等HP
- https://www.pref.okinawa.jp/site/kodomo/land/bunka/sekaiisan/index.html(沖縄県HP)
- ユネスコ資産ページ
- https://whc.unesco.org/en/list/972
- 写真提供
- 沖縄県教育庁
関連資料
解説
詳細解説
琉球列島は日本列島南端に位置します。14世紀中頃には三王国が分立していましたが、15世紀前半にこれらを統一して琉球王国が成立しました。中国・朝鮮・日本・東南アジア諸国との広域の交易を経済的な基盤とし、当時の日本の文化とは異なった国際色豊かな独特の文化が形成されました。その特色を如実に反映している文化遺産が城(グスク)です。
今帰仁城・座喜味城・勝連城・中城城は、いずれも三国鼎立期から琉球王国成立期にかけて築かれた城であり、首里城は琉球王がその居所と統治機関を設置するために築いたものです。これらの城壁は、主として珊瑚石灰岩により造営されており、曲面を多用した琉球独自の特色を備えています。さらに、王室関係の遺跡として円覚寺跡、玉陵、識名園(別邸)が残り、王国文化をうかがうことができます。