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識名園

しきなえん

主情報

記載物件名
識名園

解説

詳細解説

 王家別邸の庭園として1799年に築庭されました。王族の保養の場としてだけなく、中国皇帝の使者である冊封使を饗応する場所としても利用され、国の外交面において重要な役割を果たしました。庭の地割には日本庭園の影響が、池の小島に架かる石橋や六角堂と称される建物の意匠には中国の影響が各々見られますが、全体的には琉球独自の構成や意匠を主体としています。  池の水源である育徳泉には、冊封正使・趙文楷の筆になる二つの石碑が建っています。第二次世界大戦で甚大な被害を被りましたが、遺構調査に基づいた綿密な保存修理などによって平成8年度に甦りました。