世界遺産と無形文化遺産
キウス周堤墓群
きうすしゅうていぼぐん
主情報
- 記載物件名
- キウス周堤墓群
解説
高い土手で囲まれた共同墓地
詳細解説
石狩低地帯をのぞむ緩やかな斜面に立地する高い土手を伴う大規模な共同墓地です。周堤墓は、円形の竪穴を掘り、掘った土を周囲に積み上げて構築され、その内側に複数の墓が配置されています。キウス周堤墓群では、9基の周堤墓が群集し、現在でもその形状を視認できます。最大のものは 外径83mで、周堤上面から竪穴底面までの高低差が4.7m に達します。墓には、赤色顔料がまかれたものや、墓標と考えられる立石が埋められたものもあります。独特な墓制であり、当時の高い精神性と社会の複雑化を示す重要な遺跡です。