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相川鶴子金銀山-相川金銀山

あいかわつるしきんぎんざん あいかわきんぎんざん

主情報

記載物件名
相川鶴子金銀山-相川金銀山

解説

詳細解説

相川鶴子金銀山は、鉱脈鉱床と呼ばれる硬い岩石(鉱石)中の金銀を採掘した鉱山です。
 鶴子銀山の鉱山技術者によって発見された相川金銀山は、17世紀初頭から本格的な開発が始まりました。大規模で地下深くにのびる国内最大級の鉱脈が密集していたため、まもなく開発の中心地となり、広範囲に採掘が及びました。とりわけ道遊の割戸は、大規模化した鉱山を象徴する重要な遺跡です。相川金銀山の鉱脈は、金に銀が多く含まれる「エレクトラム鉱」であったため、選鉱、製錬・精錬によって金と銀を分離する複雑な工程が発展しました。貨幣の製造を認められた国内唯一の鉱山として高品質な金(最高純度99.54%)の製造のため、技術の深化と生産環境改善に幕府が投資を続けました。徳川幕府による佐渡島の金山の管理・運営の中心地の相川エリアには佐渡奉行所が置かれ、奉行所と鉱山を結ぶメインストリートに鉱山町が整備されました。