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世界遺産と無形文化遺産

姫路城

ひめじじょう

世界遺産登録年:1993年

構成する文化遺産

主情報

記載物件名
姫路城
構成資産
姫路城
所在地(市町村)
兵庫県姫路市
暫定記載年
平成4年(1992年)
推薦年月
平成4年(1992年)10月
記載年月
平成5年(1993年)12月
評価基準
(ⅰ)(ⅳ)
都道府県所管課
兵庫県教育委員会文化財課
自治体等HP
https://www.city.himeji.lg.jp/castle/  (姫路市HP)
ユネスコ資産ページ
https://whc.unesco.org/en/list/661
写真提供
姫路市教育委員会

関連資料

解説

詳細解説

木造の建物を配し、石造の城壁と白色の土塀をめぐらせる日本の独特の城郭の様式は16世紀中頃に確立しました。姫路城はこの城郭建築の最盛期の遺産であり、17世紀初頭の日本の城郭を代表するものです。日本の城の中でも、木造の城郭建築群と城壁・土塀から構成される構造物が特に良く残っています。

この城は、白壁で統一された優美な外観から、白鷺城の別称があり、その名でも広く知られています。姫路は西日本の交通の要衝の地にあたり、1600年に城主となった大名池田輝政が翌年から1609年にかけてこの地にあった古城を廃して新たに城を建造しました。現在残る姫路城の構造物や建物はこの時のもので、周囲は内外二重の濠で囲まれています。

内濠と高い石垣に囲まれた内郭地域には城柵主要部と城主の居館が造営され、内濠と外濠のあいだの外郭地域には武家屋敷がありました。その外は一般民衆の居住地と商業地からなる城下町であり、その周囲にも濠が巡っていました。内郭地域の城郭建築は当初の姿がほぼ完全に残っており、外郭地域とあわせて、整備基本構想のもとに保存・整備が進められています。