同志社(旧英学校、神学校及び波理須理科学校) 有終館
どうししゃ(きゅうえいがっこう、しんがっこうおよびはりすりかがっこう) ゆうしゅうかん
概要
同志社の明治洋風建築では、すでに礼拝堂(明治十九年)が重要文化財に指定されている。これを含めた五棟は明治十七年から約十年の間に順次建てられたもので、彰栄館、礼拝堂、有終館はアメリカ人、ハリス理化学館はイギリス人、クラーク記念館はドイツ人の設計になる。彰栄館は市内に現存する最古の煉瓦造建築であり、これに続く各建物も煉瓦造で、それぞれ意匠や構造手法に特色をもつ反面、共通したところもあって、単体としての価値のほか群としての価値も高い。 京都における 初期洋風建築の発展を知る上に重要な遺例である。