越路の雨乞踊
こえじのあまごいおどり
概要
この芸能は、鳥取県鳥取市越路の越路神社に附属する雨乞祈願の行列風流と踊で、ささら摺りを先頭に棒振り・子踊・笛・新発意・本踊・地方の総勢五十人余が踊り宿から神社に群行し(入端)、そこで「忍ぶ」「嶋小舟」「糸竹」ほか五曲を踊り、第十番「穣田」の曲で退出して(出端)、もとの踊り宿にもどる。
社殿前での踊りの態様は、新発意が音頭を取り、囃子はかんこの頭が取って、踊りは円陣形式で飾られる。雨乞いを本旨としながらも、極めて風流化された芸能として地方的特色の顕著なものである。
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国指定文化財等データベース(文化庁)