佐田岬半島の初盆行事
さだみさきはんとうのはつぼんぎょうじ
概要
この行事は、佐田岬半島に伝承される、初盆の家が中心となって新仏を供養して送り出す行事である。旧三崎町に伝承されるモウリョウ、モウナなどと呼ぶ行事、旧瀬戸町に伝承されるオショロブネを流す行事がある。モウリョウ、モウナなどと呼ぶ行事は、人びとが寺の境内などに集まり鉦・太鼓に合わせて新仏の数だけ円を描くように回るものである。オショロブネは、麦藁や真竹で作った船で、初盆の家の提灯や市松人形を乗せて海に流すものである。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
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国指定文化財等データベース(文化庁)