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小さな町(アンダルシア)

ちいさなまち(あんだるしあ)

概要

小さな町(アンダルシア)

ちいさなまち(あんだるしあ)

三岸節子  (1905-1999)

みぎしせつこ

昭和62年/1987年

油彩・キャンバス

89.0×116.0cm

一宮市三岸節子記念美術館

画面右下に署名:S.MigiSHi
裏面に画題・署名・年記・場所:小さな町(アンダルシア) 三岸節子 昭和六十二年九月 ヴェロンにて
出品:三岸節子展(1989)
1987(昭和62)年、作者は絵のモチーフとなる場所を求めて、スペインのアンダルシア地方に滞在する。白壁と赤い屋根の家並みの続く風景は格好のモチーフとなり、多くの作品が生み出された。「グラナダから東に行ったところにあるアルカディア・デ・グアディス、ここは穴居住宅の多いところで、地上にある家も真っ白、屋根は素焼きの赤屋根、南スペインの抜けるような澄み渡った空。やっと、思い通りのモチーフに出逢えた。」(『旅へのいざない』)左下から右上へ、赤い屋根が手前の家を囲む塀や大地とともに、黒い窓の音符を伴いながらリズミカルに連なる。家の壁は強い日差しに照らされ、白く輝いている。赤茶色の下地の上に塗られた、油分の少ない絵具のかさつきが、乾燥したスペインの風土を伝えている。

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キーワード

節子 / 三岸 / アンダルシア / せつこ

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