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鹿島神宮境内
 附 郡家跡

かしまじんぐうけいだいつけたりぐうけあと

概要

鹿島神宮境内
 附 郡家跡

かしまじんぐうけいだいつけたりぐうけあと

社寺跡又は旧境内 / 関東 / 茨城県

茨城県

鹿島市大字宮中

指定年月日:19860804
管理団体名:

史跡名勝天然記念物

 鹿島神宮境内附郡家跡は、鹿嶋市の南部地域に所在し、『常陸国風土記』に見える「香島天之大神」を構成する鹿島三社の鹿島神宮境内・坂戸神社境内・沼尾神社境内および鹿島郡家跡の総称である。
 鹿島神宮は、古代から大和朝廷の東国・蝦夷地進出の重要な拠点として、さらに祭神の武甕槌神は武神であり、かつ藤原氏の氏神として崇敬されていた。郡家跡は、鹿島神宮の南約1.5キロメートルに位置している。その遺構は、8世紀前半から10世紀初めころまでの3時期に及ぶ郡庁内郭・厨家相当施設・正倉院等で構成されており、今まで郡庁域と正倉域が指定されている。今回は、厨家相当施設で掘立柱建物跡・掘立柱塀・竪穴状遺構が検出され、「鹿厨」等の墨書土器が多量に出土している地域を中心とする場所を追加して指定し、保存を図ろうとするものである。

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