根尾谷淡墨ザクラ
ねおだにうすずみざくら
概要
根尾村板所今村の山麓台地に生育するエドヒガンの代表的な巨樹で,枝の広がりは30mにも達している。花は淡紅色で4月中旬頃に咲き,盛りを過ぎると淡い墨色となるため,淡墨ザクラと呼ばれる。サクラ類では全国でも5指に入る巨樹で,地元では樹齢千数百年といわれ,植栽に関する伝説,詠まれた歌なども知られている。
天然紀念物調査報告(植物之部)第三輯 九一頁 参照
天然紀念物解説 一五一頁
岐阜縣調査報告書 第一回
彼岸櫻 Prunus aeguinoctialis Miyos ノ代表的巨樹ナリ、地上五尺ノ高サニ大ナル瘤アリ、瘤ト共ニ測ルトキハ幹圍約三丈品種ハ白彼岸ニ属ス。
S52-12-065根尾谷淡墨ザクラ.txt: エドヒガンの代表的巨樹として大正11年10月21日指定され、根尾村の村民によて今日まで手厚く保護されていたが、その根元から3メートル程離れた人家(平家)の与える影響が大きいため、この地域約300平方メートルを追加指定し、サクラの保護を図りたい。