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岩木山神社社務所

いわきやまじんじゃしゃむしょ

概要

岩木山神社社務所

いわきやまじんじゃしゃむしょ

建造物 / 江戸 / 東北 / 青森県

青森県

江戸末期/1845

(1)構造形式  木造平屋建
(2)屋根型   主部 入母屋造 茅葺
           玄関2箇所付 切妻造 鉄板葺(旧柾葺)
           庇付 便所2箇所 物置 手洗所 縁側 廊下 土縁 濡縁 柾葺一部鉄板(旧柾葺)
(3)意匠    主部 鬼板 懸魚 木連格子 舟肘木 竹の櫛欄間
         玄関  唐破風 千鳥破風 虹梁 斗組 蟇股 笈形
(4)構造    小屋組 和小屋組
         構法 木造軸組構法
        基礎 切石による礎石

(1)建築面積  403.20㎡(側柱芯々内側面積)
           主部  291.848㎡   
           玄関・土縁・濡縁・縁側・便所・物置    111.357㎡
(2)規模     桁行 31.515m 梁間 12.415m       

1棟

青森県弘前市大字百沢字寺沢27番地

青森県指定
指定年月日:20110819

宗教法人 岩木山神社

有形文化財(建造物)

 岩木山神社は、宝亀11年(780)に岩木山山頂に社殿を造営したのが起源とされている。天正17年(1589)岩木山の噴火により百澤寺全山が焼失し、慶長8年(1603)に、弘前藩祖津軽為信が百澤寺大堂を起工以来、歴代藩主により楼門、本殿などが建立され、津軽の総鎮守として崇敬された。
 百澤寺は、天保10年(1839)2月28日火事で焼失したが、「弘前藩庁日記(御国)」によると、弘化2年(1845)「本堂」と「御成座敷」が再建され、弘化4年(1847)9月にはすべて完成したとある。よって再建された建物が現在の社務所と推定される。
 明治のしんぶつぶんりれいにより別当寺院百澤寺を廃止し、下居宮は神社本殿に、百澤寺大堂が拝殿となった。本建物は百澤寺の本坊あるいは客殿とされていたものと考えられるが、社務所として活用され現在に至っている。

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キーワード

弘前 / 岩木山 / 青森 / 神社

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