野川遺跡出土品
のがわいせきしゅつどひん
作品概要
本資料は、仙台市青葉区熊ヶ根に所在する野川遺跡の2基の土坑及びその周辺から出土した縄文時代草創期の土器29点と石器700点からなる。
縄文時代草創期の土器と石器が発掘調査によってまとまって出土した県内唯一のものであり、各種の縄文や爪形文の施された土器、大型の両面加工石器などは当該期の特徴を良くあらわしている。
石材が東北地方日本海側で産出するものであることは、縄文時代初めの人の動きや石材利用の計画性を知るうえでも貴重である。石器の保存状態の良さも特筆すべきものである。