皮袋形土器/上ノ原遺跡出土
かわぶくろがたどき/うえのはらいせきしゅつど
概要
本資料は、仙台市太白区秋保の上ノ原遺跡から林道工事の際に出土したとされる。本土器は、縄文時代中期(大木8b式)の特徴的な文様で飾られているが、皮袋形といわれる特異な形を持つものである。この形態の土器は類例が少なく、県内はもとより東北地方でも唯一の貴重なものである。完形品で、作りは精巧であり、遺存状態も良好である。
平成6年3月29日仙台市指定有形文化財に指定。平成24年5月1日仙台市指定有形文化財の指定解除(仙台市教育委員会告示第7号)。