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旧鍋島家住宅 主屋

なべしまけじゅうたく しゅおく

概要

旧鍋島家住宅 主屋

なべしまけじゅうたく しゅおく

住居建築 / 昭和以降 / 九州 / 長崎県

長崎県

昭和/1930

玄関部、客間部、居間部、家政部からなる、泉水池附属

玄関部 木造、建築面積93.95平方メートル、桟瓦葺、四面庇付、南面唐破風造車寄附属
客間部 木造、建築面積74.97平方メートル、二階建、桟瓦葺、東・西・北面庇付、南面玄関部に接続
居間部 木造、建築面積60.19平方メートル、二階建、桟瓦葺、東・西面庇付、南面西客間部接続廊下附属
家政部 木造、建築面積158.41平方メートル、桟瓦葺、東・西・北面庇付、東面南事務室玄関・北下屋附属、西面居間部接続控室及び廊下附属、南面玄関部に接続

1棟

長崎県雲仙市国見町神代丙103番地1

重文指定年月日:20070618
国宝指定年月日:

雲仙市

重要文化財

 旧鍋島家住宅は,神代城趾東側の旧武家地神代小路の北西端にある,もと神代鍋島家の住宅建築である。
 主屋は,中庭を囲んで建つ玄関部,客間部,居間部,家政部で構成され,昭和5年に建てられた。周囲には,明治中期の御座敷,江戸後期の隠居棟,明治後期の土蔵,江戸末期の長屋門が建ち,屋敷構えを形成する。各建物は,和室を基本とし,要所に座敷飾りを備え,天井や板欄間など,各部の造作も丁寧なつくりとしている。
 旧鍋島家住宅は,中庭の泉水池を囲う棟構成と,接客及び家政空間を重視した平面構成に特徴がある。また,雲仙島原地方における代表的な近代和風住宅建築であるとともに,重要伝統的建造物群保存地区に選定された神代小路の特色である武家屋敷の構えを残し,保存地区の中核施設として,高い価値が認められる。

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