文化遺産オンライン

森村家住宅(奈良県橿原市新賀町) 別座敷

もりむらけじゅうたく べつざしき

概要

森村家住宅(奈良県橿原市新賀町) 別座敷

もりむらけじゅうたく べつざしき

住居建築 / 江戸 / 近畿 / 奈良県

奈良県

江戸中期/1732

桁行11.8m、梁間6.9m、四面庇付、桟瓦葺、主屋間取合附属、本瓦葺

1棟

奈良県橿原市新賀町408番地

重文指定年月日:19890902
国宝指定年月日:

重要文化財

森村家は中世以来の旧家で、江戸時代には大庄屋をつとめた家柄である。広い敷地に主屋、内蔵、別座敷、表門をはじめ、米蔵、納屋がたつ。主要な建物は享保十七年頃に建てられた。
 主屋は規模が大きく、東半部を土間・釜屋部分とし、西半部を居室として、三室を三列に並べて計九室を配する。両妻壁を屋根面まで立ちあげて大和棟の形式をとっているが、これはその最も古い例である。主屋の上手に接続する別座敷は床・棚・書院を備えた座敷で、良質の材料を用いたきわめて質のよい建物である。内蔵は保存がよく、上層の家の姿を示している。表門は、表側道路に面してたつ長屋門で、規模が大きく、家格の高さを表わしている。
 森村家は、主屋、奥座敷などの主な建物は質がよく、保存状況も良好で、これらが宅地と一体となってこの地方の上層の家構えをよく伝えており、価値が高い。

関連作品

チェックした関連作品の検索