勝沼のぶどう栽培用具及び葡萄酒醸造用具
かつぬまのぶどうさいばいようぐおよびぶどうしゅじょうぞうようぐ
概要
この資料は、山梨県甲州市勝沼町で主に明治から昭和初期にかけて使用された、ぶどう栽培と葡萄酒の醸造に関する用具である。ぶどう栽培用具は、剪定鋏や棚定規、消毒器、傘紙、もぎ籠、棹秤、木箱など、江戸時代から栽培が盛んに行われてきた勝沼、上岩崎、下岩崎の各地区の農家から収集されたものである。葡萄酒醸造用具は、破砕機や圧搾機、平桶、樽、漏斗、ボトル、打栓器などで、農家で使用していた小型の醸造用具と、共同組合や中小の醸造会社で用いられた比較的大型の醸造用具から構成される。