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般若

はんにゃ

概要

般若

はんにゃ

彫刻 / 能楽 / 江戸 / 東京都

江戸中期・18世紀

縦21.3 幅16.7 高9.0

1面

渋谷区千駄ヶ谷4-18-1 国立能楽堂

収蔵品番号 NM1

独立行政法人日本芸術文化振興会

未指定

 「般若」の面は嫉妬や執心ゆえの瞋恚を表す。造形にやや丸みを持たせ、肌にもほのかに紅を差した比較的静かな面差しである。しかし、額には血管を浮き立たせ、全ての歯牙に金銅板を嵌めるなど、内なる炎の激しさも表している。彩色は木地に和紙を貼った上に施す「紙彩色」の技法を用いる。面裏は、刀目を残して仕上げ、木地に墨を塗り拭漆で仕上げ、朱漆で「浮木がた/はんにや/出目半蔵/懸領」と記される。額には「侯爵池田家蔵」の朱文方形印を捺した貼札があり、因幡国鳥取藩主・池田家の伝来品であることが分かる。

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キーワード

Shibuya / 渋谷 / Tokyo / 能楽堂

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