邯鄲男
かんたんおとこ
概要
「邯鄲男」は眉根を寄せ、人生に懊悩する哲学青年「盧生」の面差しを表す。汚れや補彩に覆われ痛々しいが、全体の造形は引き締まり、凛々しさが強く伝わる。厚い唇、しかと見据える眼差しに、意志の強さが漲る。裏は、刀目を少なくほぼ平らに仕上げ、黒褐色の漆を施す。「出目友水」の焼印を捺し、金蒔絵で源氏香文「東屋」が表され、「邯鄲男」と記される。同様の作例から、南部家伝来の面と考えられている。
所蔵館のウェブサイトで見る
国立能楽堂 資料展示室かんたんおとこ
「邯鄲男」は眉根を寄せ、人生に懊悩する哲学青年「盧生」の面差しを表す。汚れや補彩に覆われ痛々しいが、全体の造形は引き締まり、凛々しさが強く伝わる。厚い唇、しかと見据える眼差しに、意志の強さが漲る。裏は、刀目を少なくほぼ平らに仕上げ、黒褐色の漆を施す。「出目友水」の焼印を捺し、金蒔絵で源氏香文「東屋」が表され、「邯鄲男」と記される。同様の作例から、南部家伝来の面と考えられている。
所蔵館のウェブサイトで見る
国立能楽堂 資料展示室文化庁 〒602-8959 京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4 メール:online@mext.go.jp
共同運営NII Powered by GETA (C) The Agency for Cultural Affairs