御土居
おどい
概要
天正十九年豊臣秀吉京都ノ周囲ニ土壘ヲ築キ外側ニ濠ヲ穿チ皇城市区ノ守ヲ固クス之ヲ御土居ト称ス其ノ規模廣大ニシテ構造雄偉ノモノナリシガ後都市ノ発達ト共ニ破壞セラレ漸次其ノ迹ヲ滅シテ旧規ヲ保存セル所少シ其ノ構造ハ高低厚薄等地勢ニヨリテ一様ナラズ鷹峯附近所在ノモノハ最モヨリ旧規ヲ保テルモノノ一ニシテ大約高サ十五尺内外頂部ノ幅員亦略之ニ同ジク濠阯モ猶存セリ
S40-5-072[[御土居]おどい].txt: 豊臣秀吉が築いた京都の市壁の一部で今回追加指定するものは北野神社境内の西辺にあり、紙屋川に沿っている。悪水抜きの石樋が残っているのは、現在ここだけである。