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本宮観音堂

もとみやかんのんどう

作品概要

本宮観音堂

もとみやかんのんどう

建造物 / 江戸 / 東北

岩手県

江戸初期/17世紀中頃

木造、平屋建、宝形造、一重、鉄板葺屋根

桁行3間、梁間3間、向拝1間

1棟 附・厨子1基

岩手県胆沢郡金ケ崎町西根本宮後23-10

金ヶ崎町指定
指定年月日:20151125

有形文化財(建造物)

建物中央、東西に円柱を二本立て、桁行一間、梁間一間半規模の閉鎖的な内陣を室後方に設けている。内部背面両脇間の壁前方に棚を設けて、西脇間は仏壇構え、東脇間は神棚構えとしている。身舎は自然石による礎石立ちで、側柱は角柱、内部柱は粽付の円柱とし、足固貫、内法貫、切目長押、内法長押を四周に回らして軸部を固める。組物は側柱筋を舟肘木、円柱上は背面側を省略した出三斗で、内陣正面中備に蟇股を置き、各組物で天井桁を受ける。軒は一軒で、一本垂木間に二本と三本の吹寄せ垂木を交互に配した類例の少ない吹寄せ垂木による軒である。

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キーワード

長押 / 垂木 / 内法 / 組物

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