御領貝塚
ごりょうかいづか
概要
S43-12-015[[御領]ごりょう]貝塚.txt: 熊本平野南端の雁回山の東北麓にある繩文時代後期末の貝塚で、約200メートル幅の細長い台地の先端付近にあって、ほぼ環状を呈する。主として淡水産の貝殻等で構成される貝層中から、御領式と命名された繩文時代後期末の標式土器をはじめ、石斧・土偶・抜歯のある人骨や小児甕棺などが発見されている。
九州地方における最大級の貝塚であるとともに、繩文文化編年の標準遺跡として学術上重要である。なお、九州地方の貝塚に対する史跡指定は、これが最初である。