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黒地流水三巴模様長袴

くろじりゅうすいみつどもえもようながばかま

概要

黒地流水三巴模様長袴

くろじりゅうすいみつどもえもようながばかま

染織 / 能楽 / 江戸 / 東京都

江戸後期・19世紀

丈148.8 腰幅25.2

1腰

渋谷区千駄ヶ谷4-18-1 国立能楽堂

収蔵品番号 KS24

未指定

 ほぼ同じ柄の長裃として肩衣(KS18)と長袴と共に伝わっていたが、地色が異なり、元は別々に製作されたものの長袴である。胸と背に薺紋があるが、これも長袴の腰板とはわずかに異なっている。
 紺地に「光琳水」と呼ばれる流水模様が表される。尾形光琳(1658~1716)の名からつけられた模様名で、本阿弥光悦・俵屋宗達を祖とし、光琳が大成した独特の画風に倣った模様表現で、光琳没後に流行した。特にこの「光琳水」では、渦を「三巴紋」のように大きく表したところに製作者の独創性がみられる。

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キーワード

長袴 / Shibuya / 渋谷 / Tokyo

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