下南室太々御神楽の養蚕の舞
しもなむろだいだいみかぐらのようさんのまい
概要
「養蚕の舞」は、農婦が蚕の祖神「絹笠大神」から飼育の教えを乞い、教わった技術を若者に伝授してゆく過程を表現している興舞である。養蚕飼育の手順やしぐさに至るまでを丁寧に模倣しており、所作には採桑や給桑、上蔟、営繭、収繭等、各飼育段階の特徴的な動きが取り入れられている。豊繭の祝いの場面を演じる中では、見学者にも餅や菓子などが撒かれ、一緒に楽しむ。「絹笠大神」に感謝しつつ一同が退場し、舞は終了する。
伎芸は、舞子5名(祖神1名・農婦1名・若者3名)、囃子方4名(大太鼓1名・締め太鼓1名・篠笛2名)の計9名で担当する。