佐渡国分寺文書
さどこくぶんじもんじょ
概要
指定の文書は、佐渡国分寺に伝わる鎌倉時代後期から近代までの寺院文書群である。同寺は佐渡屈指の真言宗の古刹で、創立年は不明であるものの、天平13(741)年に聖武天皇による諸国国分寺建立勅願により、同15(743)年~宝亀6(775)年頃に成立したとされる。寺伝によると、正安年間(1299~1301年)の雷火により七重塔を焼失した後、享禄年間(1528~1531年)の争乱により一山を焼失したとあるが、その後いつの頃か旧本坊の東隣に本坊が再興された。