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孝行臼

こうこううす

概要

孝行臼

こうこううす

有形民俗文化財 / 江戸 / 近畿

江戸時代後半

和泉砂岩

阪南市1 総重量(㎏)8.6 内径17.6 内径23.0 高さ12.8 底径18.0 刳りの深さ7.5 杵の総重量1.06 阪南市2 総重量2.04 内径9.8 内径12.6 高さ8.7 底径11.0 刳りの深さ4.3 杵の総重量0.48 阪南市3 総重量5.72 内径16.2 内径20.0 高さ13.4 底径17.5 刳りの深さ9.8

3点

阪南市指定
指定年月日:20110330
1の伝来は不明
2・3は市内の民家の蔵にて発見され、寄贈された。

阪南市教育委員会

有形民俗文化財

一般的に孝行臼と呼称される和泉砂岩製の搗き臼である。孝行臼の概念としては、和泉砂岩製の小型の搗き臼で、片手で扱える程度の同石の杵が付属し、内面が丁寧に作られていることが条件であると言えよう。現在のところ当市と周辺市町で確認できた小型の臼は、21点(杵は除く)であり、そのうち孝行臼と考えられるものは、10点である。
 『和泉名所圖會』には文章に加え、絵図にも描かれており、他の江戸時代の刊行物に記載がみられることから、その存在は確固たるものであり、江戸時代後半には、江戸や大坂でかなりの流通が見られたと思われる。しかし、当時は一般的であった孝行臼は、現在、ほとんど残されていない状態であり、これまで個別にとり上げられることなく、その認知度も低いのが現状である。

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キーワード

/ 孝行 / 阪南 / 和泉

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