新吉原櫻之景色 しんよしわらさくらのけしき

木版画 

歌川豊国 (1769-1825)
うたがわとよくに
日本
江戸時代後期
木版多色刷(五枚続)
36.9×26.3cm(各)
2

吉原は江戸初期の元和3年(1617)に各地に散在していた遊女屋を一箇所にまとめた遊廓に始まり、明暦3年(1657)の大火で場所を移動したのちは新吉原と呼ばれた。江戸後期には3000人にのぼる遊女が抱えられていたという。この作品は咲き誇る桜の下を豪華な衣裳を身にまとった花魁を中心とする一行が数組行きかう新吉原の隆盛ぶりを5枚続きとして描いたもの。花魁は最も格の高い遊女であった。画中には3枚続とあるが、のちに2枚を追加して5枚続としたものであろう。満開の桜に加えて遊女たちの華美な衣裳が妍を競うという、まさに遊廓ならではの絢爛たる光景である。爛熟した江戸文化の粋を凝縮したような画面には、美人画家豊国の力量が遺憾なく発揮されているといえよう。

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