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上野忍岡遺跡群出土旧石器時代資料一括

うえのしのぶがおかいせきぐんしゅつどきゅうせっきじだいしりょういっかつ

概要

上野忍岡遺跡群出土旧石器時代資料一括

うえのしのぶがおかいせきぐんしゅつどきゅうせっきじだいしりょういっかつ

石器・石製品類 / 旧石器 / 関東

東京都

旧石器時代

石質、石器・石核・剥片・砕片

東京都台東区西浅草3-25-16

台東区指定
指定年月日:20140303

有形文化財(美術工芸品)

平成12年に実施した、上野台での発掘調査によりに出土した旧石器時代の生活関係の資料であり、石器類64点(ナイフ形石器3点・角錐(かくすい)状石器1点・削器(さくき)状石器1点の製品や、石器製作の一部であり石器としても使用される石核(せっかく)・剥片(はくへん)・砕片(さいへん))及び礫(れき)群礫(火の使用など生活の場である礫(れき)群の使用材)である。
石材としては、製品はすべて黒曜石(こくようせき)であり、石核・剥片・砕片の石材では黒曜石のほか、安山岩・チャート・凝灰岩(ぎょうかいがん)等であり、黒曜石では主体が箱根産と推定され、他は信州産などである。礫としては、砂岩、チャート、流(りゅう)紋岩(もんがん)、石英(せきえい)斑岩(はんがん)、頁岩(けつがん)、ホルンフェルスの他、安山岩等も見られる。これら石材は上野台の基盤層のものであるが、太古利根川により関東北部から運ばれたものと想定される。
石器類及び礫群礫ともに、ほぼ完存である。

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